Gold Enamel Locket Pendant
ゴールド エナメル ロケットペンダント
黒いベースの中にいくつもの花をカラフルに飾り、ゴールドで唐草模様が彫られた エナメルのロケットペンダントです。裏面にはブーケが描かれています。ブーケや花籠のモチーフはジャルディネッティと呼ばれ、17世紀末にイタリアで発祥し、その後ヨーロッパで指輪を中心に広く流行します。
ジャルディネッティとはイタリア語で「庭」を意味するGiardinoに小さいことを表す接尾語をつけたGiardinetti(小さい庭)という意味があります。本作品は17世紀に登場したデザインをリバイバルし、エナメルで多くの花が描かれています。当時、一輪一輪に意味があったのでしょうか?ロマン主義の影響を感じさせてくれます。また18世紀末から1950年頃までのジュエリーの歴史を解説する書籍「Understanding Jewellery」のP.84にも黒のエナメルをベースにしたドミ・パリュールが紹介されています。
本作品は状態も良く、ミュージーアムピースの逸品と言えるでしょう。
- ※ タイプ
- ネックレス・ペンダント
- ※ 国名
- 北イタリア
- ※ 年代
- 1830年頃
- ※ 素材
- ゴールド、エナメル
- ※ 品番
- T-3165
- ※ サイズ
- 縦52mm、横40mm、厚み6mm